聴くこと


先日、日本舞踊の妹弟子さんに足を鳴らすタイミングをどうやったら掴めるんですかと質問をされました。

私の場合は天性の感がある訳ではないので、ひたすら先生の口三味線や、唄や「はっ」とか「ふっ」と言う掛け声を聴いて、音と振りを紙に書き起こして、印をつけて、と言う繰り返しでやっと音が入ると言う具合です。。

でも自分がただ音を聴くのと、師匠が唄ったり踊って見せて下さるのでは、音の聴こえ方が全く違うんだなぁという事を常々学ばせていただいています。

師匠の唄や踊りでは、音の粒が光るようで、奥行きが深く広く、生き生きと、立体的になってゆくように感じます。

表現することは、自分から何かを出すこと以上に、受け取る力がとても大切なんだなぁと思います。

私もいつか師匠の様に音が聴こえるようになれたらと思って今日もお稽古に励みます!

日月星ノ道 日記

風を聴き歌い 星々を纏い舞う 

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