君が代松竹梅


私がはじめて衣装と鬘を付けて踊らせていただいた踊りは

長唄「君が代松竹梅」です。

「松竹梅」は冬の寒い時期に友とするべき三つのものとして中国で絵の画題として好まれたことに由来します。

色彩の少ない世界で鮮やかな緑を保つ「松」 雪に負けず真っ直ぐ伸びる「竹」 、他に先駆けて花開く「梅」の強さと美しさに「清廉潔白・節操」という仙道の理想を見たそうです。

長唄「君が代松竹梅」は松竹梅に因んだ三つの場面で構成されています。

松は三保の松原の「天の羽衣伝説」

竹は世阿弥作の能の傑作「井筒」

梅は遊ぶ少女を「梅づくし」で表現しています。

日月星ノ道 日記

風を聴き歌い 星々を纏い舞う 

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