2022.06.13 00:52

累葉（るいよう）の物の具

〜累葉（るいよう）の物の具（もののぐ）〜

2022.6.5

保坂浩輝さんお話し会

『八方良しを目指して』を

開催させていただきました。

保坂さんが紹介して下さる

数々の日本の伝統的な

ものづくり

手にすると

雪の様な細やかさ柔らかさ

げに涼しくいとも軽やか

そしてあたたかい。

それは使い込むほどに

深く光り美しく佇む

日本の風土とそこに住まう

すべてのものの命に寄り添う

静かで重厚な時の流れを感じる

伝統的な日本の暮らしは

近代の便利さや効率とは

全く次元を違えるものです。

それは八百万の神々の

働きと共にあり

伝統的なものづくりは

神々が完全に働くように

造られているのだと感じました。

そしてそれは日本にかつてあったすべての文化に共通することだと感じます。

そんなことに想い馳せていたら

『祈り』と言う言葉がそっと

やってきました。

『祈り』と共に生きた民俗。

料理も掃除も洗濯も

電気機器には決してできない事があります。

日本の風土が生んだ

極上の素材と

磨き抜かれた職人の手が

創り出す道具でしか

成されない事があるのです。

そして手間やひまにこそ無限の豊かさがあります。

本物との出逢いに

そんなことを教えられました。

保坂さんのお話し会はすべての日本人に見聞きし体験していただきたい内容です。

今冬にまた開催させていただく予定ですので是非ご参加下さい。

写真解説

1.2.3枚目

お話し会の風景

4枚目

漆のお椀（左が新品、右が10年使ったもの）

5枚目

たわし（左は外国製、右は日本製）

6.7枚目

懇親会で踊らせていただきました。

8枚目

全員の写真を撮り忘れてしまい懇親会に残ったメンバーで撮りました。

9枚目

水車小屋の前の田んぼの菖蒲

#保坂浩輝

#伝統のものづくり