お針仕事
紬の着物を解いて
袴を作っています
蚕を育てる人
糸を紡ぐ人
染める人
織る人
縫う人
そのすべての仕事に敬意を示す
日本の着物文化は
生地を切ることを嫌い
1ミリの無駄も出さず
手縫で仕立てます
だから解けば元の反物に戻り
洗い張りや染め直しをして
何度も生まれ変わる事ができるのです
不器用だけれども
自分の感覚で作ったものを
身に纏いたいと思う
今日この頃。
「花咲け
花咲け
花咲く樹
私は着物を
縫っている
日の輝きも
縫い込んで」
(ライナー・マリア・リルケ 作
菩提樹の初花より)
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